カラーチタニウム

カラーチタン

チタンの表面に透明な酸化皮膜を陽極酸化で成長させ、鮮やかなカラーの表面に変化させます。酸化皮膜自体は無色透明ですが、様々な波長の光を含む白色光が表面で反射する時、酸化皮膜の表面で反射する光と金属と酸化皮膜の界面で反射する光が干渉作用を起こし強められた波長の光が色となって見えます。強められる波長は酸化皮膜の厚さにより決定されるため、その厚さを精密にコントロールすることにより目的の色を得ることができます。

特徴

・光の入射方向、見る方向により色調が変化するため、塗装などでは出せない深みのある色となります。
・極薄い透明な酸化皮膜による発色であるため、下地の金属の肌がそのまま見えます。
 これにより下地加工肌を生かした発色表面を得ることができます。
・染料や顔料を使用した着色と異なり、光による退色は全く起こりません。
・金属の酸化皮膜による発色であるため、耐候性も良好です。
・金属自体の極薄い酸化皮膜による発色であるため、密着性は良く、発色後に折り曲げ加工、
 軽度のプレス加工が可能です。

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